コードレス掃除機を手放そうとしたとき、本体だけを見て「動く」「動かない」と判断すると、充電器や交換ノズルの確認が後回しになりがちです。ダスト容器の状態や充電池の外し方が分からず、片付けが止まることもあります。
再利用を相談するときに伝えたい内容と、充電池や本体の処分先を調べるための内容は重なりますが、同じではありません。本体のそばに一式を出し、7項目を分けて見ていくと整理しやすくなります。
本体の横に付属品を出すと、足りない情報が見えてくる

床やテーブルを空け、本体、充電器、ノズル、取り外せる充電池を一度に見渡せるようにします。箱や説明書がなくても構いません。見つからない物は、無理に「付属していない」と決めず、不明のまま分けておきます。
- 品番:本体の底面、背面、ダスト容器の近くなどにある表示を探します。位置は機種によって異なるため、「型番」「MODEL」などの表示と、本体のどこにあったかが分かる写真を残します。製造番号だけを品番として伝えないよう、ラベル全体を見るのが確実です。
- 充電器:ACアダプター、充電台、電源コードをまとめます。本体に接続できるかだけでなく、アダプター側の表示やコードの傷みも確認します。被覆の破れやプラグの変形がある場合は通電させません。
- ノズル:床用ヘッド、細口ノズル、ブラシなどを並べます。名称が分からなくても、形と個数が分かれば相談時に伝えられます。
- ダスト容器:取扱説明書の範囲でごみを取り除き、ふたの開閉、割れ、欠けを見ます。水洗いした場合は、十分に乾くまで本体へ戻さないようにします。
- 充電池:取扱説明書に通常の着脱手順がある機種だけ、その手順に沿って外します。ねじを外す、外装をこじ開けるなど、分解を伴う取り外しはしません。外せた場合は電池の表示、個数、膨らみや破損の有無を確認します。
写真は「全体」「品番」「付属品」に分ける
一枚にすべてを収めようとすると、品番の文字もノズルの形も小さくなります。本体全体、品番ラベル、充電器とノズルを並べた状態の三場面に分けると、何がそろっているかを伝えやすくなります。充電池が外せる機種なら、その表裏も追加します。
運転状態と寸法は、同じ「状態」にまとめない

外観が整ったら、運転状態と寸法を別々に確認します。よく吸うかどうかという感覚だけでは、電源が入るのか、充電できないのか、充電器がなくて試せないのかが区別できません。
運転状態は評価せず、見たままを伝える
安全に通電できる状態なら、電源が入るか、スイッチが反応するかを確認します。回転ブラシや表示ランプなどがある機種は、見えた範囲だけを伝えれば十分です。「正常」と言い切らず、「電源が入った」「途中で止まった」「充電器がなく未確認」のように事実を分けます。
充電池の膨らみ、液漏れ、強い発熱、異臭、落下による大きな破損が見られる場合は、充電や運転確認を中止します。その状態で持ち込まず、メーカーや回収先へ扱いを確認してください。
寸法は測った向きも添える
本体を手放すときの形に置き、最も長い部分、広い部分、高い部分を測ります。スティック部分や床用ヘッドを外した状態でも相談するなら、本体だけの寸法と、組み立てた状態の寸法を混ぜないようにします。
自治体の回収区分を調べる場合は、測り方や対象寸法が個別に定められていることがあります。自分で測った数値だけで出し方を決めず、利用する案内の条件と照らし合わせます。
手元でそろえる7項目
- 品番:ラベル全体と表示位置
- 充電器:アダプター、充電台、コード
- ノズル:種類が分からなくても形と個数
- ダスト容器:ごみ、開閉、割れや欠け
- 充電池:着脱の可否、表示、外観
- 運転状態:通電できたことと未確認の内容
- 寸法:測った状態と縦・横・高さ
再利用の相談、充電池の回収、本体の処分を分けて確認する

7項目がそろったら、どこへ何を伝えるかを分けます。再利用できるかを相談する相手に、充電池だけの回収方法まで判断してもらえるとは限りません。反対に、充電池の回収案内を見ても、掃除機本体の出し方まで同じとは判断できません。
再利用の相談には、本体と一式の情報を送る
品番、本体全体、付属品、運転状態、寸法が分かると、相談内容の行き違いを減らせます。再利用を検討する場合は、対象になることを前提にせず、写真と7項目をそろえて査定・相談ページから確認してください。品物の状態などによっては希望どおりにならない場合もあるため、処分方法の確認は並行して進めます。
外せた充電池は、回収条件を公式案内で確かめる
本体から取り外せた充電池は、掃除機本体と同じ扱いだと決めつけず、対象や出し方を確認します。京都市での案内は、京都市の小型充電式電池に関するページで最新の内容を確かめられます。
近隣の回収先を調べる際は、JBRCの協力店・協力自治体検索も確認できます。検索結果だけで持ち込みを決めず、電池のメーカーや状態が受入条件に合うかを持込先へ事前に確認すると安心です。
電池を外せない本体は、分解せずにそのまま伝える
充電池が内蔵されている機種や、外し方が分からない機種は、「電池内蔵」「取り外し未確認」として本体の処分先へ伝えます。ねじや工具を使って電池だけを取り出す必要はありません。外せないこと自体が、処分方法を確認するための情報になります。
本体の横に一式を並べ、品番と付属品を確かめ、安全に確認できる範囲で運転状態を見てから寸法を測る。そのうえで、再利用の相談、取り外せた充電池の回収、本体の処分を別々に確かめれば、どこへ何を伝えるのかが曖昧になりません。